ルート概要
鎌倉らしい風情を感じながら、歴史、自然、グルメをバランスよく楽しめる1日プランです。のんびり歩きながら、街を味わう旅は、心と体をそっと整えてくれます。ちょっと立ち止まって景色を眺めたり、美味しいものに癒されたり。旅の終わりには、きっと「また来たい」と思える特別な一日になっているはずです。
ルート詳細
鎌倉は、歴史・自然・文化・グルメが徒歩圏内に詰まった、日本屈指の散策スポットです。今回は、海と山、寺社とカフェ、そして鎌倉らしい体験をほどよく織り交ぜた日帰りモデルコースをご紹介します。気持ちよく歩ける季節に、ぜひ取り入れたい見どころも満載です。
START 鎌倉駅(10:00)

旅の出発点はJR鎌倉駅。レトロな駅舎を抜けると、目の前に広がる街並みはどこか懐かしく、観光気分を一気に盛り上げてくれます。
① 小町通り(10:10〜10:50)
まずは定番の小町通りをのんびり歩いてみます。細長い商店街には、和菓子、焼き立てせんべい、しらすコロッケ、ガラス細工、手ぬぐい専門店など、個性的なお店が並び、五感で楽しめる通りです。

特に注目したいのは、この季節ならではの「紫陽花ソフトクリーム」

紫や青のグラデーションが美しいその見た目は、まるで鎌倉の風景を閉じ込めたようで、手にした瞬間から気分が上がります。さっぱりとした味にほんのりとした甘さが加わり、暑さを和らいでくれる優しい味わいです。
他にも、職人が目の前で焼き上げるせんべいや、老舗甘味処の手作りわらび餅など、鎌倉らしい味の宝庫。涼しげな風鈴や、冷やし甘酒を扱う店もあり、歩くたびに“季節の楽しさ”と“古都の風情”を感じられます。食べ歩きだけでなく、伝統と新しさが混ざり合う街並みそのものが見どころです。
② 鶴岡八幡宮(11:00〜11:40)
小町通りの終点からほど近く、鎌倉の中心ともいえる鶴岡八幡宮へ。
源頼朝によって整備されたこの神社は、歴史的背景もさることながら、境内の構造美にも注目です。

一直線に伸びる参道、左右対称に配置された源氏池と平家池、風格ある舞殿と本宮までの石段──それぞれが意味を持って設計されており、歴史と建築の見どころが詰まっています。源氏池には蓮の花が咲く時期もあり、写真映えするスポットとしても人気です。

鶴岡八幡宮 基本情報
拝観時間:6:00~20:00
関連施設 営業時間:10:00〜17:00(鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム・ミュージアム カフェ&ショップ・茶寮 風の杜)
③GARDEN HOUSE Kamakura(12:00〜13:00)
鶴岡八幡宮から歩いてすぐ、緑に囲まれたお庭がステキな「GARDEN HOUSE Kamakura」でランチタイム。
築60年の漫画家・横山隆一氏のアトリエをリノベーションした建物と、木々や花々に囲まれた開放感あふれるテラス席が特徴で、まるで別世界に迷い込んだかのような非日常感を味わえます。

引用:GARDEN HOUSE HP https://ghghgh.jp/blogs/shoplist/gardenhouse-kamakura
野菜の種類が豊富なだけでなく、味噌や麹など発酵食品との組み合わせ、彩り豊かな盛り付け、そしてアンティークな食器など、目でも舌でも楽しめるのが魅力。中庭のあるお店や、古民家カフェスタイルの空間も人気です。
GARDEN HOUSE Kamakura 基本情報
営業時間:9:00~21:00
・モーニング:9:00~11:00(L.O. 10:30)
・ランチ:11:00~15:00(L.O. 15:00)
・アペロ/カフェタイム:15:00~17:00
・ディナー:17:00~21:00(L.O. 20:00)
人気店なので、事前に予約がオススメ。(公式HP予約ページ)
④ 長谷寺(13:30〜14:30)
午後は江ノ電に乗って長谷エリアへ。

まず訪れたいのが「花の寺」として親しまれる長谷寺です。境内には四季折々の植物が植えられ、特に初夏から夏にかけては紫陽花や青もみじが境内を彩ります。

山の斜面を利用した「あじさい路」では、木漏れ日と花のトンネルを歩くような感覚が味わえ、観音堂からは相模湾を一望する絶景が広がります。また、洞窟状の「弁天窟」では石仏や奉納絵馬が並び、隠れた神秘スポットとしても注目です。

長谷寺 基本情報
拝観時間:8:00~17:00(10月〜2月は16:30まで)
江ノ島電鉄「長谷駅」下車 徒歩約5分
⑤ カフェでひと休み(14:45〜15:30)
長谷寺の観光を楽しんだあとは、すぐ近くにある「カフェ・ルセット」でひと休み。東京・世田谷の最高級パン専門店、recette直営のパンスイーツ専門店です。築60年以上の古民家を改装した店内は、木のぬくもりと柔らかな自然光に包まれた、まさに癒しの空間です。
窓からは緑豊かな庭を望むことができ、観光で歩き疲れた心と体をふっとほどいてくれます。“観光地の中の静寂”を感じられる、長谷エリア屈指の隠れ家カフェです。

カフェ・ルセット 基本情報
営業時間
平日:9:30~17:00(L.O. 16:00)
土日祝:8:30~17:00(L.O. 16:00)
定休日:火曜日(不定休あり)
メニューページ
昼過ぎのカフェ時間帯は、予約できません。
⑥ 材木座海岸(15:45〜16:30)
再び歩いて材木座海岸へ。観光客の多い由比ヶ浜よりも落ち着いた雰囲気で、散歩や波打ち際での足湯感覚の水遊びが楽しめます。

浜辺にはヨットやウィンドサーフィンを楽しむ人々の姿があり、海と人とが共存するのどかな風景が広がっています。水平線に沈む夕日を眺めながら、ベンチでひと息つく時間は、この日いちばんの癒しになるかもしれません。

鎌倉駅へ(17:00)

朝から歩いてきた道のりを振り返りながら、ほどよい疲れと充実感を感じられるはずです。鎌倉は、ただ観光するだけでなく、自分のペースで楽しめる“旅の余白”がある場所となっています。
⑦ ことのいち鎌倉(17:30〜17:40)
鎌倉駅で乗り換え前に、駅構内にある「ことのいち鎌倉」でお土産を購入してみるのもいいかも。鳩サブレー(豊島屋)、鎌倉コロッケ、鎌倉ハム、、江ノ電グッズなど複数ブランドの商品を扱っています。

夏のおすすめは、柚子や抹茶を使ったお菓子や、ひんやり冷やして食べる羊羹など。パッケージデザインにもこだわっているので、手土産や自宅用にも喜ばれます。鎌倉の“今っぽさ”と“伝統”が融合したセレクトが光るショップです。
おわりに
今回のコースは、初めての人にも、何度か訪れたことのある人にもおすすめできる、見どころ満載の構成です。 歴史が香る寺社仏閣、心を潤す季節の花々や緑、丁寧に作られた地元の味、ゆったりとした海辺の風景、そして思わず手に取りたくなるような手仕事の雑貨や、居心地のいいカフェの数々──。 そのすべてが徒歩や電車で気軽にアクセスできる距離にぎゅっと詰まっているのが、鎌倉という町の大きな魅力です。
次の休日は、何かに急かされることなく、“歩くことそのもの”を楽しみに、鎌倉の街へ出かけてみませんか?


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