人気のロングライドイベント「ブルベ」の走り方

公開日: 2024/6/27

更新日: 2026/4/30

じわじわと人気を博している大人の遊び「ブルベ」をご存じですか?

全国各地で開催される長距離サイクリングイベントで、基本的には自己責任・ノーサポートで制限時間会完走を目指すのがブルベです。主催者が提示したキューシートと呼ばれる情報を元に、指定されたコントロールポイントを経由しながらゴールへ向かって走ります。

今回は、そんなブルベの走り方について紹介します。事前にルートチェックすることが必須となるブルベでは、Route Shareが活躍しますよ。

大人の遊び「ブルベ」ってなに?

日本のブルベ認定を統括しているオダックスジャパンのHPでは以下のように定義しています。

「ブルベとはノーサポート・自己責任の長距離サイクリングイベントで、タイムや順位には拘らず制限時間内での完走を認定するものです。」

参考:ブルべとは | Audax Japan (audax-japan.org)

ブルベは最低でも200㎞~の距離を走り、コントロールポイントで通過証明を取得しながら制限時間内の指定ルート完走を目指します。「コントロールポイント(PC)」はあまり馴染みのない単語かもしれませんが、スタンプラリーのチェックポイントと同義です。

全体を通してノーサポート・自己責任でのサイクリングとなるので、トラブルが発生した場合はすべて自己解決しなければなりません。道の途中で知り合いから差し入れをもらったり、参加者以外の人と走って風除けになってもらうのもNGです。※参加者同士の助け合い・コントロールポイントでのサポートは可。

ここでいうサポートとは「誰もが受けることのできないサービス」を指します。なので、誰でも寄れるようなお店に入って、サービスを受けるのは問題ありません。例えば、自転車が故障した場合に自転車店に寄って修理をしてもらう・飲食店で調理してもらった食事をする…などはOKです。

レースではないので超人的なスピードはブルベに求められません。昼夜問わず公道を走り続ける=常に危険が伴う意識を持って、無理せず安全に走行する意識が大切です。

ブルベの参加条件

  • 20歳以上であること

  • 賠償責任保険金額1億円以上の保険に加入していること

  • 自己責任で走行できる責任感があること

昔はスポットで加入する保険でも出走が可能でしたが、2014年からは第三者に対する賠償責任保険への加入が必須になりました。2018年からは賠償責任保険金額が5000万円から1億円以上に引き上げられたので、久しぶりに参加を考えている方は加入している保険内容を確認しましょう。

ブルベの語源

ブルベとはフランス語の「Brevet」で日本語訳すると「認定」を意味します。参加者には「ブルベカード」が配布され、カード内で指定されたコントロールポイントを通過した証明を取得しながら制限時間までにゴールすると認定を受けることができます。

通過証明で一番多いのは、コンビニで買い物をしたレシートの提出です。自分が過去参加したブルベでは、特徴的な建築物の写真を撮って送ったり、主催者の出すクイズに回答するパターンもありました。ブルベカード・通過証明を紛失した時点でアウトです。以前はコントロールポイントの通過時間にも制限が設けられていましたが、最近は参考タイムとして縛りを設けない主催団体が増えています。

驚きの走行距離!

一番短いブルベでも200km。そこから300km、400km、600kmと刻まれます。一年間の間にすべての距離のブルベを完走すると「シューペル・ランドヌール/スーパーランドナー(SR)」の認定を受けることができるのです。

自転車乗りが一度は耳にしたことのあるブルベとして、4年に一度開催される「パリ・ブレスト・パリ(PBP)」が有名です。1891年に始まった歴史のあるブルベで、パリ郊外を出発してブレストまで往復します。その総距離は1,230キロ!参加資格としSR認定を受けたランドヌールたちが世界中から集まり、制限時間80~90時間での完走目指して走るのです。

また、少し毛色が違いますが山岳地帯をルートとするSR600というブルベがあります。制限時間が2種類から選べて、厳しいランドヌール部門と緩やかなツーリスト部門の2つから出走形態を選択可能です。 BRM〇〇といった普通のブルベと比較すると険しいルートが多くなっています。

どうやって参加するの?

基本的にはスポーツエントリーなどからネットでエントリーが必要です。その際に保険会社と番号のわかるものを手元に用意しておきましょう。

ルートや立ち寄るコントロールポイント・難易度は団体ごとのサイトから確認が可能です。主催団体によってはかなりの数のブルベを開催しているので、自分の脚に合わせて参加するブルべを選ぶことができます。春先のブルベは山に雪が残っている可能性を加味して山岳が少なめな傾向となっています。

ブルベ名は「BRM〇〇(日付)+開催地名+距離」といったように表記されます。例えば、「BRM601よしおか600」であれば、6月1日に出発する群馬県吉岡を絡めた600㎞のブルベです。

どんな装備が必要なの?

ブルベの必須品とは?

  • ブルベカード

  • フロントライト/前照灯

  • リアライト/尾灯※夜間は常時点灯、点滅不可で車体に固定した状態のもの

  • ヘルメット

  • ベル

  • 反射ベスト※反射材の面積が広く、目立つものであること

以上がどの主催団体でも共通で必須とされている装備です。ブルベカードは命の次に大事!出走前の車検受ける際に不足していると出走不可となってしまうため、必須品は必ず用意・装備しておきましょう。400km以上のブルベに参加の際は、200km、300km参加条件から前照灯をさらに一灯追加し、ヘルメットに尾灯を装着しなければなりません。

その他必要なものは自転車アクセサリーと持ち物に分けて以下の表にまとめました。

自転車編

サイクルコンピューター
GPS付きでナビ機能があると便利

モバイルバッテリー・充電ケーブル
サイコン・ライト・スマホの充電に必要

スマホホルダー
スマホのナビを使用する際に便利

フロントバッグやサドルバッグなど
大きさがさまざまなので距離に応じて選択

バックミラー
市街地走行の際に便利

ドリンクホルダー
気温が高い時期や長距離は2本体制が安心

パンク修理キット・工具
トラブル解決もすべて自己責任!

前提として、自転車の機材トラブルを防止するために出走する前にはしっかりと自転車のメンテナンスを受けておきましょう。パーツの交換時期などは以前書いた記事を参考にしてください。

RouteShare | 準備が肝心!ロングライドの前に確認すべきことは? (route-share.net)

持ち物編

スマホ
途中棄権の際は必ず連絡を!

雨具・防寒具
気温・天候変化に合わせて用意

サイクルキャップ
汗が目に入るのを防げます

サングラス
目の保護のために

クリアレンズ・色の薄いサングラス
夜間走行時用

日焼け止め
長距離の際は塗り直しがおすすめ

現金
自販機用に

保険証・身分証明書
万が一に備えて用意を

ブルベカード入れ
紛失しないようにあったら便利

スマホはルートを確認するときや、フォトチェックといってコントロールポイントで通過した証拠写真を撮影するのに使用します。また、途中で体調不良・トラブルによって棄権する際は勝手に帰ってはいけません。必ずスマホで主催者に連絡しないと、行方不明扱いとなって永遠に主催が探し続けることになってしまいます…。モバイルバッテリーを併用して、スマホの充電が切れないように注意しましょう。

ブルベカード入れは防水性の高いものがおすすめです。自分は首から下げられる透明のスマホポーチを利用していますが、豪雨の中200㎞近く走ってもブルベカードやレシートが濡れてしまったことはありません。ジップロックに入れる人や、お財布に一緒に入れておく人もいます。

キューシート活用法

ブルベでは決まったルートを通って完走することが認定条件です。最近では主催団体がGPS情報を配布してくれるケースが増えていますが、配布なしの団体もまだまだあります。そんな時にどうやってルート通り走れているかを確認したらいいのでしょうか?そんなときは「キューシート」を活用します。

キューシートは、ルートをリスト状にして文章で説明したものです。〇号線を〇㎞進んだら、この目印を左折or直進or右折といった具合に、どの道をどの方向に進んでいくかがゴールまですべて書かれています。距離が長かったり、都心のブルベになるほどリストの行が増えていき、最長の600km になると 150~ 200項目のキューシートになります。長くなるほどわかりにくくなるので、自分は左折・直進・右折と色を変えてマーカーでラインを引いています。

キューシートを見ながらブルベを走る場合は、キューシートをラミネートしたり、バインダーに挟めてステム上に固定するなどの工夫が必要です。紙なのでどこかに飛んで行ったり、濡れて破れしまうかもしれないのでしっかりと対策をしておきましょう。

ちなみに、行先非公開でGPS機器の使用を禁止し、キューシートオンリーの「ミステリーブルベ」が存在するようです。

ルート情報はRoute Shareにお任せ

ブルベではキューシート通りに走行して、トラブルなどは自己対処しながら時間内に完走するスキルが求められます。時間との戦いとなってくるため、ルートミスによる時間のロスは命取り。自分がいつもしている方法は、キューシートを見ながらルートを自分なりに分割して引いて、目印になる建物や間違えやすい道をチェックする「脳内ブルベ」をしてから本番に臨んでいます。

そんな時に、自分でルートを引いていつでもチェックできるRoute Shareが役に立ちます。過去に走ったブルベのログがStravaに残っていれば、インポートして備忘録を作成するのもいいですね。詳しい操作の方法マニュアルはこちらから。

RouteShare | ルート記事の作成方法 (route-share.net)

もしかしたら同じルートを走ってる人がいるかも?という時に検索だって可能です。

RouteShare | ルート記事を探す・見る (route-share.net)

ブルベのデビューにRoute Shareをお役立てください。

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