投稿日:2024/07/01

更新日: 2024/07/05

準備が肝心!ロングライドの前に確認すべきことは?

シティサイクルよりも遠く、長い距離を走れるのがスポーツサイクルの醍醐味ですね。

中でも、100㎞を超えてくるようなロングライドは準備が8割。

初めて走るルートであれば交通状況や補給場所などの下調べが必要ですし、自転車自体に整備不良がないようにメンテナンスをしていかなければなりません。

  • 乗っていく自転車のメンテナンス
  • 補給食や装備の用意
  • 周辺施設を含めたルートチェック

今回はこの3点に重点を置いて解説していきます。

当日乗る自転車は事前にメンテナンスを済ませておく

 自転車は自分の大切な命を預ける乗り物です。

長距離を走る前には、自転車店でしっかりと点検・メンテナンスを受けることをおすすめします。

チェーンやワイヤー、タイヤなどの消耗品は、交換時期を過ぎたまま無理に使ってしまうと途中で破損して走行に支障をきたす恐れがあります。

もしロングライドの途中で、摩耗しきったチェーンが破断して自走帰宅ができなくなってしまったら…… と考えると恐ろしいですね。

パンクであればパンク修理キットを使ってなんとかできますが、ずっと交換していなかったワイヤーが千切れたり、ディレーラーハンガーが折れたりしたら自己解決が一気に難しくなってしまいます。

サイクルコンピューターで記録を取っている方は、最後に部品交換をしてからの総走行距離と以下の交換時期リストと照らし合わせてセルフチェックをしてみてください。

各パーツの交換時期は?

タイヤ(ブチルチューブ)3000~5000kmゴム製品は2年経過で交換を推奨
チェーン3000~4000kmグレードによって変動
ワイヤー類5000~7000km
リアカセット10000~20000kmグレードによって変動

※ブレーキシューがリミットラインまで減っていないか、バーテープ、ブラケットカバーのべたつきも一緒にチェックするのがおすすめです。

もし修理が発生した場合、パーツの取り寄せに時間がかかる場合があるので、予定までに余裕をもってお店に持っていきましょう。

これは自分自身の経験ですが、電動式コンポーネントの方は「バッテリーの充電」を忘れてしまうと激坂でギアチェンジができなくなってしまうので気を付けてください。

最近ではパワーメーター・前後ライト・サイクルコンピューターもすべて充電式になっているものが多く、ついつい忘れがちなので自分でチェックリストを作成しておくのもいいですね。

補給食や時期に合わせた装備を用意

ロングライドでは長時間自転車を漕ぎ続けることになるので、乗りながら食べることのできる補給食を用意しましょう。

補給食は主に水分・半固形物・固形物に分けられます。

水分系は水に溶かして摂取するパウダー系のものです。夏場は水分とカロリーやミネラルを同時摂取できるというメリットがあります。

半固形物のジェル系補給食は、少し高価ですが吸収が早いので即効性があります。使い慣れていないジェルを本番使ってお腹を壊してしまった経験があるので、ロングライド時はよく摂取している使い慣れたジェルを常備しています。

固形物の代表はおにぎりや和菓子(団子・あんこ系)が挙げられます。和菓子系に含まれる「パラチノース」という糖分は体の中でゆっくりと吸収されていくため、サイクリングの後半でもエネルギー切れを起こしにくくなります。

季節によって気温が大きく変動するので、着ていく服装もしっかりと考えておきましょう。標高が100m上がると気温が0.6℃ほど低下するので、コース内に山が含まれている場合は気温に対応した防寒具の用意が必要になってきます。

アームウォーマー・レッグウォーマー・ウインドブレーカー・レインジャケット・シューズカバー・指付きグローブは寒さ対策の定番アイテムです。

きつい山を自転車で登っていると、最中は汗だくで暑く感じるかもしれませんが、ダウンヒルの際には汗が冷えて一気に体幹を冷却してしまうことになります。

内臓まで冷えてしまうと消化不良を起こして体調が悪くなってしまったり、体が動かずに落車して事故に繋がる恐れもあるため、季節やルートに合わせた服装の準備をしておきましょう。

近くにはなにがある? RouteShareで走行コースをチェック

ロングライドで知らない道を走る時こそ、RouteShareで事前にサイクリングルートをシミュレーションしておくと当日のトラブルを減らせますよ。

ルート上でチェックしておきたい項目は以下の通りです。

・通行止めになっている個所はないか(迂回路情報)

山間部では冬季通行止めを設けている場合があります。路面に雪がない場合でも、11月~4月までといった具合に期間を決めて封鎖している道もあるので、迂回できそうなルートを事前チェックしておきましょう。

RouteShareでは他ユーザーが作成したルート情報を参考にできますよ。

・もしもの際に駆け込むことができる自転車屋

出先で自己解決できないメカトラブルが起きたら、迷わず自転車屋に相談!焦って自分で直そうといじってしまい、悪化させる前にまずはプロの意見です。

走行ルート上に立ち寄れる自転車屋があるかをチェックしておくと安心感が違います。

比較的自転車チェーン店は定休日のないケースが多いですが、個人店は営業にばらつきのある可能性があるので先にウェブサイトやSNSなどで営業形態を確認してから伺いましょう。

・補給食を買い足すためのコンビニや施設

目的地に向かって走り続けるためにはエネルギー・水分が必須ですが、想定したよりも消費してしまい、手持ちの補給では足りない場合もあります。

その時におすすめなのが24時間営業しているコンビニです。

飲み物・食べ物を補給でき、お手洗いを使用することもできます。

これは自分の経験ですが、ロングライド中に携帯の充電が切れてルートが分からなくなってしまった際は、コンビニで売っている電池式の充電器に助けられました。

最近ではこれがコンビニに売っているの⁉と驚くくらいラインナップが豊富になっているので、ある程度のものが揃うありがたい休憩スポットになっています。

・雨天などの際に輪行で離脱するための駅

雨天・メカトラ・怪我など…これ以上走れなくなってしまった際は輪行で帰宅する方法がありますが、まずは駅にたどり着かなくてはなりません。

〇㎞地点に駅があるという情報をあらかじめルート上で確認しておくと、もしもの際に焦らず行動できます。

輪行時のルールは?

  1. タテ・ヨコ・高さの合計が250センチメートル以内(長さは2メートルまで)。
  2. 重さが30㎏以内

必ず専用の輪行袋に入れて、他の利用者の迷惑にならないように自転車を置くのがマナーです。

自分は車両の一番端を利用するようにして、座席がない空間に置いています。

新幹線であれば、3人掛け席の背もたれ後ろにあるスペースを利用して輪行袋を置けますが、東海道新幹線など一部では荷物を置くのに予約が必要な場合があるので、利用前に確認が必要です。

まとめ

以上がロングライド前に確認しておきたい項目でした。

いつものサイクリングよりも距離を伸ばして走るロングライドは、非日常感が増して更に楽しく走れますよね。

どんな道なんだろう?とRoute Shareを眺めながら計画するのも良いと思います。

Route Shareでは他のユーザーが実際に走ったルート情報と生の声が確認できるので、ただマップを見るよりもワクワクしながらロングライドの計画が立てられますね。

ロングライドの準備にぜひお役立てください。


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