Posted day:2024/08/14

Updated day: 2024/08/15

【2024年8月20日開通】乗鞍スカイライン・エコーラインにサイクリングに行こう!

乗鞍エコーライン・スカイラインとは?

乗鞍エコーライン・スカイラインは長野県・岐阜県の境にある乗鞍岳(畳平)にアクセスできる山岳道路のことです。長野県側の道路をエコーライン、岐阜県側をスカイラインと言います。

山岳道路ですが両方とも特定の場所からマイカー規制があり、自家用車は通行することができません。バス・タクシー、自転車のみが通行可能です。

乗鞍スカイライン(岐阜県側)は2022年に発生した崩落によってしばらく不通でしたが、2024年8月20日に仮設道路の完成する見通しが立ったため通行が再開しました。そのため畳平を通じて長野→岐阜へ行くことができるようになりました。

サイクリストの聖地と言われる理由

乗鞍はサイクリストの聖地と言われています。その理由を紹介します。

車がほとんど来ないのでサイクリングがしやすい!

交通量が全然ありません。観光バスがたまに来るぐらいですが、固まって定時運行しているため一時的に止まってバスを通過させればあとは車のことは気にせずヒルクライムができます。マイカー規制が行われているが故の恩恵です。

ただしバスが来る時は来るので、蛇行運転や並列走行、下り坂でのカーブでの膨らみやスピードの出し過ぎには注意しましょう。

比較的ヒルクライムしやすい斜度

乗鞍は獲得標高が1200mで道路距離は20kmほどです。(獲得標高はエコー・スカイライン入り口の高度から)

平均勾配は7.2%であり、とんでもない激坂とうわけではありません。距離がある分高度に対して斜度が低めです。筆者は13kgのクロモリランドナーで登りましたが、インナー・ローにして普通に上ることができました。時折辛い坂もありますが、辛いなと思ったら押して歩くのが吉です。

もう少し軽いアルミやカーボンのロードであれば結構スイスイ登れます。私の場合4時間かかりましたが、軽くヒルクライムに慣れている人ならば2時間程度で登り切れると思います。

圧倒的に美しい景色と涼しい気候

乗鞍は北アルプスの中部山岳国立公園に位置し、森林限界以上の高度まで行くとアルプス的な荒涼とした絶景を見ることができます。また標高が高いので入り口で35℃でも中腹では25℃、頂上に行くと20℃付近にもなります。風が吹けば涼しくヒルクライムの汗を癒してくれます。

美しい乗鞍エコーラインの景色を載せておくのでぜひ行く動機にしてみてください。

おすすめのアクセス方法

おすすめなアクセス方法としてはエコーライン、スカイラインの入り口まで車で移動し、駐車場に停めた後に上ることです。特に長野県側の最寄駅である松本駅から乗鞍へ移動する場合は上記の方法がおすすめです。

長野県側は道路状況に対して交通量が非常に多い

長野県側から乗鞍へ行く場合は国道158号を通りますが、その道路は上高地・岐阜側に通じる道路であり観光バスやトラックが非常に多く通ります。また上高地もマイカー規制があるため途中の駐車場まで車で向かう人が多く全体的に交通量が多めです。

また山がちな地形ゆえトンネルが多く、さらに古い時期に建てられたので歩道もなかったり狭いトンネルが多いです。作者は二回ほど上高地方面に自転車で行ったことがありますが、途中のトンネルが本当に狭くて無理な幅寄せをされたこともあります。

安全に移動するためにも可能な限り松本〜乗鞍高原間はレンタカーなどに自転車を積んで移動することをお勧めします。岐阜側に通り抜けをしたい場合はタクシーを利用する手もあります。松本のアルピコ交通様に問い合わせをした際には

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自転車1台でしたら、分解して袋に入れていただくという条件付きになりますが、タクシーのトランクに積んでいただけます。もし、トランクの蓋が閉まらないようでも、ひもで縛って固定するという方法が可能です。もし、松本駅からの出発日時がお決まりでしたら、事前にご予約し、少し大きめの車種(ジャパンタクシーやシエンタなど)をご指定いただくという方法もございます。
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とのことでした。輪行袋さえあれば荷物として運んでもらえるとのことでした。もし乗鞍を通じて長野↔️岐阜を行いたい場合はタクシーを予約利用した方が吉です。それほど上高地に通じる道は険しい上に交通量が多くて危険なんです。

岐阜側も可能であれば途中まで車が望ましい

岐阜側はまだ長野側程の交通量はありませんが、それでも長野側や上高地へ行こうとする車両がある程度通行しています。

長野・岐阜側どちらも駅から30km以上は離れた位置に乗鞍の入り口があるためスケジュールや体力の調整が必要となります。もし可能であれば岐阜側でも高山でレンタカー・タクシーを利用してほおのき平まで車で移動することをお勧めします。

e-bikeもあり!

長野側の乗鞍観光センターではe-bike(電動自転車)のレンタルを行っています。予約が必要ですが、体力に自信がない方や乗鞍だけちょっと自転車で登って、あとはバスやタクシーで移動したい方にはおすすめです。こちらのリンクからご確認ください。

クマに注意...

最後に言うのもなんですが乗鞍周辺はツキノワグマの生息地であり、たまに熊の目撃情報が報告されます。筆者が8月頭に行った時は他のサイクリストも多かったので正直クマがいるのか怪しいかったですが、クマよけの鈴を携行することや事前に目撃情報を把握しておきましょう。

参考記事はこちら

乗鞍エコーライン(長野側)からのサイクリング参考記事がありますのでぜひ参考にしてみてください。

https://route-share.net/routes/24d92d74-81c1-4917-86fa-011d60a4cf83


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