ルート概要
ジメジメした天気が続く梅雨の時期は、つい外出がおっくうになりがち。しかし、そんな季節だからこそ出会える、しっとりとした絶景が関東には数多くあります。今回は、雨の日でも楽しめる、梅雨時期にぴったりの関東のおすすめスポットを5つ厳選してご紹介します。
ルート詳細
① 明月院(神奈川・鎌倉)



梅雨の季節になると、境内一面に咲き誇る青い紫陽花が訪れる人々を魅了する明月院。通称「あじさい寺」と呼ばれ、毎年多くの人がこの幻想的な風景を目当てに訪れます。特に雨に濡れた紫陽花は色がより深くなり、しっとりとした風情を感じさせてくれます。
- 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
- アクセス:JR横須賀線「北鎌倉駅」より徒歩約10分
- 拝観料:大人500円(あじさいシーズンは特別拝観あり)
おすすめポイント
境内に咲く約2,500株の紫陽花が作り出す、青一色の幻想的な世界が広がります。また、本堂裏の丸窓から望む庭園の景色は、写真映えスポットとしても大人気。訪れるたびに違う景色が楽しめます。静寂と自然の織りなす空間に身を置くと、日常の喧騒を忘れるひとときを過ごせるでしょう。
特に見頃を迎える6月中旬には、多くの参拝客が訪れ、早朝の静けさの中で散策を楽しむのが通な楽しみ方とされています。
② あしかがフラワーパーク(栃木)



藤の花で有名なあしかがフラワーパークですが、梅雨の時期は紫陽花やバラが主役に。園内にはテーマごとに花が植えられており、雨の日でも彩り豊かな景色を堪能できます。傘を差しながらの散策も、非日常のひとときになります。
- 住所:栃木県足利市迫間町607
- アクセス:JR両毛線「あしかがフラワーパーク駅」より徒歩約3分
- 入園料:時期により変動(目安:900円〜1,800円)
おすすめポイント
梅雨の時期でも園内は花盛りで、特に雨に濡れたバラや紫陽花がキラキラと輝きます。全天候型の休憩スペースやカフェも完備されているため、雨を気にせず一日中楽しめるのも魅力のひとつです。さらに夜間のライトアップが行われる日もあり、昼とは違った幻想的な表情を見ることができます。
雨粒をまとった花々が放つやわらかな光と香りに包まれながら、心穏やかな時間を過ごせます。
③ 日光・霧降高原(栃木)



日光の奥座敷とも言える霧降高原は、梅雨の時期に幻想的な霧が立ち込めることで知られています。高原ならではの涼しさと、雨に煙る自然の風景が心を癒してくれます。標高が高いため、視界が開ければ絶景も望めます。
- 住所:栃木県日光市所野1531付近(霧降の滝)
- アクセス:東武日光駅またはJR日光駅よりバスで約30分
- 標高:約1,200m〜1,500m(エリアにより異なる)
おすすめポイント
雨の日には幻想的な霧に包まれ、まるで映画のワンシーンのような光景が広がります。視界が開けたときには、眼下に広がる日光の山々の絶景も堪能できます。運が良ければ霧の切れ間から虹が顔を覗かせることもあり、自然の演出に心を奪われます。
また、霧降高原には初夏に咲くニッコウキスゲの群生地があり、黄色い花が一面に広がる景色は訪れる人の目を楽しませてくれます。
④ 川越氷川神社(埼玉)



縁結びの神様として知られる川越氷川神社では、梅雨の時期に「縁むすび風鈴」というイベントが開催されます。境内に数千個の風鈴が吊るされ、風とともに涼やかな音を奏でる風景はとてもロマンチックです。
- 住所:埼玉県川越市宮下町2-11-3
- アクセス:西武新宿線「本川越駅」より徒歩約20分、またはバス利用可
- 拝観料:無料
おすすめポイント
風鈴の音色と共に雨音が響く境内は、心が洗われるような静寂に包まれます。風鈴トンネルなど、写真映えするスポットも多く、浴衣での訪問もおすすめです。夕暮れ時にはライトアップも行われ、幻想的な空間がより一層引き立ちます。
また、縁結びの神様としても知られ、願いを込めて結ぶ『縁結び風鈴』や、限定のお守りを目当てに訪れる人も少なくありません。
⑤ 大山阿夫利神社(神奈川・伊勢原)



大山の中腹にある阿夫利神社は、古くから信仰を集める霊山のひとつ。ケーブルカーで中腹まで登ると、そこには雨に霞む神秘的な景色が広がります。雨上がりには雲海が見られることもあり、幻想的な空間が体験できます。
- 住所:神奈川県伊勢原市大山355
- アクセス:小田急線「伊勢原駅」よりバスで約30分、その後ケーブルカー
- 標高:約700m(下社)/1,252m(本社)
おすすめポイント
雨の日は山全体が霧に包まれ、まるで雲の中を歩いているような不思議な感覚になります。山頂まで登れば、運が良ければ雲海と相模湾を一望できる絶景が待っています。空気が澄んでいて、深呼吸するたびに心がリセットされるような感覚になります。
中腹まではケーブルカーでアクセスでき、道中には名物の豆腐料理や団子など、参道グルメも楽しめます。古くから“雨乞いの神”として信仰されてきた歴史があり、雨の日の参拝はむしろご利益があるとも言われています。
まとめ
梅雨の時期はどうしても外出を避けがちですが、雨だからこそ楽しめる景色がたくさんあります。今回紹介した5つのスポットは、しっとりとした空気と自然の美しさが融合した場所ばかり。いつもとは違う「雨旅」を、ぜひ楽しんでみてください。
梅雨旅には、雨対策としてレインコートや滑りにくい靴を準備しておくと安心です。また、雨音や霧の中で感じる自然の音や空気は、晴れた日には決して味わえない特別な体験。気分転換にもぴったりなので、ぜひ雨の日こそ外に出て、静かで美しい日本の景色を体感してみてください。

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