ルート概要
管理人が学生の時に行った渋峠・新潟・会津サイクリングの記録です。その2は熊谷から草津までです。
ルート詳細
熊谷では野宿であり、できたら宿や正規のキャンプ場で寝たいが、金も少なければ安い宿もキャンプ場も多くはない。もう少しキャンプ場やドミトリーハウスが増えてくれればなぁ!と毎回思う。しかし、今日は草津に泊まる。さすがに観光地の草津での野宿は厳しいとこもあるし、なにより温泉に入りたい。一応ゲストハウスを予約しておいた。GWなので今日は満室。早めに予約してよかった。今日のルートはこんな感じ。
まずは高崎へ
熊谷から高崎を経て、棒名山をぐるりと回って国道145通称「日本ロマンチック街道」を使って草津へ行く。マップを地形レイヤーに変えると、えげつない山道と斜度なのは分かった。ビンディングが活躍してくれるだろう。朝飯をすまして熊谷駅へ。GWの朝となると人はあまりいない。
ともかく今日は時間との闘い。この後は山が控えているのであまりこの辺で遊んではいられない。ともかく高崎へ向かう。
熊谷からは20kmほどとそんなに遠くない。しかし新潟まで254kmもあるのか!平地かつビンディングのおかげでかなり早く進める。
アッと言う間に高崎に到着。もう40km走り時刻は10時ごろ。次第に気温も熱くなってゆく。しばし休憩したりして草津へ向かう。それにしてもいい天気だ!
山道へ,そして出会い
君が代橋という名前の橋で烏川を通過。国道406号方面へむかう。406号のほうは山道だが、草津へ直線的に向かう上交通量はそれほど多くない。棒名山の方はアップダウンがあったがそれほど苦しくない。
しかし直接草津へ向かうルートはには明らかな峠越えがあったので、中之条方面の県道へいったん出て日本ロマンチック街道に合流する。日本ロマンチック街道に入ると交通量が多くなった。ついでに坂道。
時間は14時なのでまだ時間はある。夜になる前には草津につきたい。日本ロマンチック街道(長いので日ロマ)は長野県上田市から栃木県日光市までつながる街道である。多くのロマン詩人が詩を残したことでロマンチック街道と言われるらしい。
ドイツ的景観を持つと謳われるいるが、そんなにドイツ感あるか?(ドイツ行ったこともないが)いい感じの道かな?と思っているモノの坂がキツイ。ビンディングシューズのおかげで何とかなるか、それでも荷物があるときつい。しかし、集中したというかなんかスイスイこげる感覚がでてきた。
道の駅「あがつま峡」の近くの分岐で八場バイパスへ入ることになった。行こうとしていた道路が通行止めだったためである。バイパスの交通量はとてつもないぐらい多い。トンネルも交通量が多くて狭いので歩道を通った。
「八ッ場ふるさと館」という道の駅が(また)あったのでちょっと休憩。ここでおじさんサイクリストで出会い、仲良くなり一緒に草津に行くことになった。道の駅でアイスを奢っていただいた。
ロマンチック街道全然、ロマンチックでない。
八場から草津に行くのは295号か145号(日ロマ)の2つがあり、どちらがいいかを聞いたら日ロマだそうだ。新しいので走りやすいとのこと。一緒に走り出す。私は途中おじさんたちを抜かしたとはいえ、荷物に坂道はさすがにきついので最後尾にした。そして草津への分岐を進む。するとそこには地獄がまっていた…
!?
ビンディングをもってしても全然進まん。。おじさんたちも死にそうな顔をしている。途中のセブンで全員集まって会議。おじさんたちは予約したペンションの送迎を頼もうとしたが、時すでに遅し、夕食準備中で送迎不可と言われてしまったそうだ。一緒に頑張ろう。。
景色はいいんだがな。。もはやハイキングになっていた。上から下るサイクリストの速度がバイクと同じだった。そんな斜度を荷物あって登るのはむりだよ…
何とか到着
日も暮れた17時ごろなんとか峠に到着。草津の看板!ついたーーー
途中メロディーラインがあり、「草津節」が流れる。自転車は速度が足りないので聞こえないが。夜ぎりぎりになって草津市街に入った。いったんおじさんたちと別れて宿へ向かう。なんと一緒に夕食を食べることに。夕食にはお酒が入るから夕食前に風呂に入っておく。
草津には無料の公共浴場がある。基本的には地元の人用であり、清掃や管理は地元のボランティアが行っている。浴場へ向かうとき、有名な草津の湯畑がライトアップされていた。
紫色のライトと湯に反射する光がとても綺麗だった。
目的の温泉へ。お湯は乳白色に濁っている。体を洗うが、激熱。でもこれぐらい熱い方が私は好み。ちなみにシャンプーなどはなく、この浴場ではシャンプーは使わないらしい。そして湯舟へ。。。激熱の湯船に日ロマの疲労が溶けてった。熱いので湯船に上がってはまた入る。とても癒された。
浴場から上がって、夕食へ。おじさんたちとは色々話が弾んだ。LINEを交換してお別れ。明日朝早く出てしまうそうだ。とても良い出会いだった。旅はこうゆうことがあるからとても面白い。
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