管理人jun

横浜⇆富士山一周1日目

日本、神奈川県足柄上郡大井町

2022年11月14日投稿 2022年11月19日更新

ルート概要

管理人が大学生の時に行った富士山一周のサイクリングの記録です。初めての宿泊を伴うサイクリングだったので、色々と装備がつたなかったりしてますが当時はとてもドキドキしていたのを覚えています。

ルート詳細

この記事は私のサイクリングブログで掲載していたものをRouteShareに移行したものです。できるだけ当時の情景を思い浮かべながら書き直します笑。元のURL↓(もしかすると消えているかも)
https://chari-tabi.net/%e5%af%8c%e5%a3%ab%e5%b1%b1%e9%ba%93%e4%b8%80%e5%91%a8%e3%83%84%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%80%80%ef%bc%91%e6%97%a5%e7%9b%ae/

基本的には元記事のとおり転載しますが、斜体&カッコで今の感想を書いています。

初めての自転車旅が始まった!

2016年 8月下旬スタート地点。(当時はトレックのクロスバイクで、写真の様な荷物で行っていました。素人感満載で微笑ましいです。)

トレックにキャリアをつけて、急きょ購入した大型のサドルバックに荷物を詰め、それにテントを括り付けた。荷物の重さにして10㎏ほど。試しに漕ぐとやはり荷物がある分、ふらついたり、スピードが出しにくい。しかしこれから初めての100km以上3泊のキャンプ&サイクリングに行くと考えた時はわくわくしていた。

電車だったら富士山まで都心から数時間でつくであろう。そこをあえて自転車で 丸一日かけて行くのである。

今(2018年)書いてると、このぐらいの距離は短距離。と思うように距離感がくるってしまっている自分がいるのに気付いた(汗。もちろん走りたての頃は100kmでもドキドキしていた。あのころのドキドキをまた感じるにはもっと大きなことに挑戦しなければ、今は得られないだろう。。。

そういえば、このサイクリングではキャンプの仕方を心配していた気がするなぁ。前書きはこれぐらいにして、、自転車のチェックを終えて、サドルに跨る!

富士に向かって出発!

1日目から大変な目に遭った

1日目は赤色のルート。湘南沿いの海を西へ、小田原あたりから松田方面へ一旦北上して、そのあと西へ行く。神奈川から西へ行くと必ず箱根を通らなければならない。今回それが嫌だ。と思い国道246から御殿場を目指した。(箱根が嫌とよけたのに、結局山道の県道147号をとっている)

1日目は山中湖村営キャンプ場をゴールとした。

スタート==>国道1号==>国道246

当時、ブログなど考えていなかったので国道1号までの写真はないです。。スマソ

松田町から数km。ここでは御殿場線・東名高速・国道246号が通る脇にある、県道76号。この辺りを通るときはこの旧道をとることをお勧めします。

山北町からの旧道は交通量も少なく非常に走りやすいです。やはり箱根を越えず富士山方面へゆけるので、国道と高速は交通量が多いです。自転車にとっても坂が少ないので漕ぎやすいですが、自転車で246号を通るのは、なんか異端な奴みたいな感じはしました。

しかし旧道は途中で246号と合流するので、御殿場に行くには否応にも、交通量の多い国道へ行かなければなりません。ちなみに旧道をそのまま行くと山に入り、行き止まりです(笑)

景色はいいですが、国道に入るとそんなの構ってられません。車!車!トラック!バス!ダンプ!ダンプ!と交通量が多いです。

///←こんな斜線が書いてある、部分を通って車の干渉をさけます。しかししばらくするとトンネルがあります。。

路側がせまく片側1車線の上、対向からも車が来ているので、私の後方の車は幅寄せしてくることはまちがいなし!!!車の間が開くのを待ち、そして全速力で突破!!トンネルは音が反響するので車が前から来てるのか、後ろから来てるのかがわかりません。なんとか突破して安堵しました。。

==>県道147

国道を抜けてゆくと、あまりの交通量に初心者だっだ私は嫌になってきます。そして停まり、地図を見ると山中湖にいくには、御殿場に北側の国道を通る必要がありました。

「えーーー。交通量多いの嫌だなぁ。山道とかでもいいから景色のいいところ行きたいなぁ」と思い地図をみると、、おっ!あるじゃないですか!すぐ近くに県道147号が!冒頭で箱根が嫌だと言っていましたが、なぜか山道を選択しました。後で調べるとその県道の標高は箱根と同じぐらいでした。まあ、近道になったのでいいですけど(笑)

静岡にはいり、県道147号へ!

ある悲劇それは。。。水不足!!なんと、上っている最中に水を切らしてしまった!山の中腹あたり、上の地図の”富士ヘルスカントリークラブ”の左上あたりです。もちろん自販機などありません。山を下れば店はあったでしょうが、ここまで登ってきて、今更下るのは嫌だと思い先を目指しました。

山!山!山!山!

斜度10%の区間もりました。。。道路でドーナツが出現しました。→◎

水が尽き、この時は8月下旬。暑く、喉があっという間に乾く。そして重い荷物のせいで、坂を上るのがきつい。。なんで水をもっと買っておかなかったんだ。麓で「この先にも自販機ぐらい1つはあるだろ。」と思っていた自分を悔やむ。

数km走ればコンビニがあり、至る所に自販機がおいてある日本でも、こんな山道にはおいていない。総量1Lではこの山を越えるのには少なすぎた。。。山道をひたすら進み、峠を目指した。まだか…まだか…と、自転車は激坂のため押していた。もはやハイキングであった。滝の音が聞こえた。正直、川の水でもいいから水を飲みたかった。

頭がボーっとしてきたとき、ついに!!

永遠に続くと思っていた坂がなくなった…そしてこの看板!ここが峠だ。つまりこの先は…..下り坂!!

杭には「三国峠 1168米」普通に激坂だった。写真をとりすぐに下った。下れば山中湖、すぐにはセブンがある!上りでかいた汗は下りで乾かす!平均時速35km/h以上で駆け抜けた。やはりヒルクライム後のこの下りは格別だ!下る途中で山中湖を見る。

麓のセブンに着くと、余分の水・食料そしてコーラ!コーラ500mlを一気飲みした。こうゆうときは水を飲むべきであるが、とりあえず大好きなコーラ。生き返った。。。この富士サイクリングで私は、水がないことと山の恐ろしさを思い知ったのであった。

ゴールの山中湖村営キャンプ場へ

しばらく休憩した後、山中湖村営キャンプ場へ向かった。16:30ごろであったので急いで向かう。入口が見つかりにくかったが、なんとか見つかり受付を済ます。

はじめてのキャンピング。荷物をといて、テント設営にかかる。設営したときは18時だった。夏とはいえ、暗くなる前に設営しなければ。テントを張れるか心配したが、案外簡単にできた。安いテント。青とオレンジで結構目立つ。。炊事棟で炊き込みご飯と、味噌汁を作った。

簡単な料理であったが、自然の中で食べるのと、丸一日走った空腹で非常に満たされた食事であった。キャンプ場の風景。広葉樹にかこまれてとても感じの良いキャンプ場。陽も沈んできて、ふと上をみあげると

いいかんじのギャップと、そこから見える夕暮れの空がいい絵になった。シャワーを浴びてテントへもどる。

そのころには辺りは真っ暗になっていた。歯を磨いて、20時であったが疲れているので寝ることにした。しかし、ありきたりで集めた装備では寝づらい。枕はサイドバックの衣服入れだし、シートは薄い銀マット。

背中のゴツゴツ感と頭の位置が微妙でなかなか寝付けなかった。疲れて早く寝たのに、眠れない。夜が深まっていくと、虫か小動物なのか分からないが、突然テントに何かがぶつかった。管理された場所であるが、初めてのキャンプでもあり少し緊張して寝れなかった。次第に消灯時間になり、

キャンプ場の明かりが殆ど消えた。林の中は完全に真っ暗になった。気温も下がり、夏といえどもシュラフなしでは少し寒いぐらいの温度であった。虫の鳴き声と、風の音、なりよりこの冷たさから、何とも言えない寂しさを感じた。色々なことを考えているうちに、意識は遠くなり気づいたら朝陽がさしていた。

次→2日目

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