管理人jun

北海道一周編その9

日本、北海道雨竜郡北竜町

2022年12月09日投稿 2023年01月09日更新

ルート概要

管理人が学生の時に行った北海道一周サイクリングの記録です。その9は札幌から滝川、羽幌まで移動した2日間の記録です。

ルート詳細

都会を離れていく。

ベットから出て荷物をまとめ朝ご飯(カレー飯)を食べて出発する。出発する前に宿のオーナーがウイダーをくれた!チャリダーは泊まるともらえるそうだ。そして記念に写真を撮ってもらった。札幌にはまた行きそうな気がする。というか行く。その時また会えたら嬉しいな。

江別市に向かうにつれ田んぼが増え始め交通量も落ち着いてきた。そしてこんな看板を発見。

お!おお!やっぱり北海道は広いな(笑)!4万kmかーー。

(デザイン時の単位ミスではない。江別を出て地球一周するとまた江別に戻ってくるというシャレ)

路側が広いので助かる

日本一長い直線道路

江別市を過ぎて、美唄にはいると日本一長い直線道路(約30km、地図のピンク色ライン)がある。路側も広く、信号も少なめのためスピードが出せる。

長すぎる!ずっとこんな感じだ。30kmも直線は飽きてくる。

スピードが出せたので1時間ちょっとで走り終えた。昼が近かったので、定食屋さんで食事をする。滝川市で食事をして、石狩川をわたり留萌方面に向かう。食休み中に北竜に無料キャンプ場と温泉付きの道の駅があることが分かったので今日は北竜に移動する。

北竜に向かう間にチャリダーを何組か見かけた。女性チャリダーもいた!対向車線とのチャリダーとすれ違うと、その先(自分が来た道)をどう行くのか気になる。できたら来た道の情報を与え逆にこれから私が行く道についての情報も欲しい。

ひまわりの街に到着

休憩を挟みながら北竜に入り、道の駅に到着。まちの看板にもひまわりが描かれているようにひまわりで有名。あいにくの天気で咲き誇るひまわり畑は見れなかったが温泉(道の駅)にはひまわりの種ソフトクリームやひまわりオイル風呂といったものもあった。

風呂に入りそして5kmほどこいでキャンプ場に向かう。無料のキャンプ場だが東屋、水道、炊事場、トイレがある。結構クオリティは高い。夜中に雨が降るので東屋の下にした。準備しているともう一人チャリダーが来た。よく見ると私が最初に買ったサイドバックと同じものを装備していた。親近感がわく。

話かけて聞いてみると最近自転車旅を始めたそうだ。クロスバイクで札幌から稚内を目指しているようだ。たぶんそのうち北海道一周とか本州までいくだろう。チャリダーが増えて嬉しい。水道があったので、ペンネと野菜炒めを作った。もっとたくさん作りたいがここは我慢。。雨の対策をして、寝る。

2回たたき起こされる。

午前3時ごろ雨音で一度目を覚ました。よくみるとテントの端が浸水している!外に出ると強い雨が降っていた。このままではテントがやられてしまうので、東屋内のでも盛り上がっている場所へ避難。

何とかなった。次第に弱くなってきた。テントは一部濡れてしまったが、また寝ることにした。午前6時ごろ、防災無線のアラームで目が覚めた。国民保護サイレンというやつか、あの低い不気味なサイレンがあたりに響いた。この日は2017年8月29日。北朝鮮が弾道ミサイルを発射し襟裳岬上空を通過したのち1000km先海上に落下した日である!

何もできずにうろうろしていると防災無線は鳴らなくなった。一体なんだったんだ….すぐにニュースが流れどうやら襟裳岬から1000km先に落下したという。しかし有事にならなくて助かった。もう一人のチャリダーもサイレンで目覚めたそうだ。もし戦争が始まったら旅どころではなくなってしまうので、平時であるのはありがたい。

留萌を経て羽幌へ

なんやかんやで荷物をまとめる。テントが濡れていたので朝食を作る間に乾かしておく。朝食は大好きなカレー飯。お湯を入れるだけでカレーが食べられる。パンやカップ麺だとすぐにお腹すいてしまう。飯は腹持ちがいいので出来たらご飯を食べるようにする。

行く途中にもひまわり畑。今日もあいにくの曇り。まずは35km先の留萌へ向かう。山があるのでヒルクライムかーと思っていたがそんなにきつい坂でもなかった。鬱蒼とした森の中を走っていく。時折1両だけの留萌本線の列車が通る。中をみると7,8時であったが乗客は少ない。

2016年に増毛~留萌間が廃止され最短のJR本線が更新された路線。このままではいつか留萌~深川もなくなってしまうのだろうか…

市街地まではあと25km微妙な坂を上り切り下りに入る。途中高速道路と合流して交通量が多くなる。数の子の生産地だけあるのか海産を運んでるトラックが多い。このとき思ったが北海道の運ちゃんは自転車をよけるのが上手いと思う。事故らない距離とスピードを極度に下げたりせずにスムーズに安全に通り抜けてくれる。

海岸線が再び

昼頃に留萌に到着。同じキャンプ場にいた人もなんかチラッと見た気もした。。洗濯物がたまっていたので、コインランドリーをみつけ、飲食店も見つけたので食事がてらに洗濯物を回す。

こんな海岸線がずっと続いていく。そして!

羽幌に到着!16時ごろであり道の駅「ほっと♥はぼろ」というところに温泉があるので入る。やっぱり風呂に入ると生き返る。今日もとりとめもない一日であった。しかし、明日には稚内に着けそうだ。130kmはあるがオロロンラインという湿原を突っ切る道が素晴らしいそうだ。

羽幌ではどこで寝ようか迷っていたが朝日公園という菖蒲が咲く公園にキャンプ場があった。そこにいくと先客チャリダーがワインを飲みながら夕食を食べていた。軽く挨拶をしてテントをはる。そして私のつぎに3人目、4人目とぞろぞろチャリダーがあつまった!結局6人もチャリダーがあつまりテントで一杯になった。

暗くなり、19時。横浜にいる時なら余裕で起きていてむしろこれから何かをする時間である。しかしこの自転車旅を始めると「朝日と共に起き、日の入りと共に寝る」というサイクルが確立される。20時にもなると風呂と疲労の効果で眠くなる。予想以上に夜が寒くなってきていた。歯磨きをして、充電をして、日記を書いて寝た。

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