ルート概要
管理人が大学生の時に行った台湾一周サイクリング(環島)の記録その6です。この回は高雄(カオシュン)から最南端までいきます!
ルート詳細
3月なのに真夏ライド
高雄の夜は暑かった。都市部のせいか夜でも気温は下がらず蒸し暑かった。しかし宿内はクーラーをガンガン点けているので、安眠できた。というか毎日100kmも走れば疲れているのでベットに横たわれば大抵は寝れる。野宿だとすこし緊張して寝れない時があるけど。
今日は高雄から台湾最南端の墾丁国家公園へむかう。昨日あったGuoは最南端によらず、台東へ行くと言っていた。残念ながら今後会えそうもない。高雄と屏東県は3月でも平均気温25度らしい。しっかり水分補給をとらないと!今日の朝食もガッツリいく。
植生も南の島っぽくなってきた。これはヤシ?と思ったが多分ビンロウの木であろう。しかし、本当に暑い。日本はまだ寒い寒い言っているのにこっちは夏本番真っ盛りの様な暑さである。
南シナ海、海沿いライド
自転車道を走り、右を向くと東シナ海だ!ちょっと写真が光りすぎてしまった。しかし、見事なぐらい青い海!海風が当たると涼しくて気持ちがいい。そしてあっという間に40km走って、休憩。この時のんだコーラは美味しかった。南東部の道路ではサイクリストが多く追い抜いたり、追い抜かれたりした。互いに手を振り合ったりした。しかし、暑すぎる。ボトルがアッという間にカラになる。ポカリを作り、補充する。最南端に近づくにつれ、海の家的なものが多くなる。台湾の中でも観光地なのだろうか。昼時だったので適当なものを注文。
ほんとうに適当な感じのが出てきた。キャベツ炒めてチャーハンの上にボンと焼きサバを乗っけたもの。ついでにルーローファンも頂く。腹がへってしかたないのだ。水付きなのが嬉しい。適当な外見であるが安定の美味しさだ。あっという間に平らげる。
そして店内でゆっくりしていると飲んでみたいものがあった。ヤシである。小さいころからヤシの実を飲んでみたかった。50元と少し高めだが、1個購入。(青いかな)飲んでみると…..
!?!?
うっす!!!!青臭い!!
思っていたのと全然違う。イメージでは甘ーい感じかと思ったが全然違う。味が無くて水だけならいいが青臭くて飲めたもんじゃない。時期じゃないなのかなぁそれとも青すぎたかな。飲めたもんじゃないのでさすがに捨てた。ババを引いてしまった。まあ、気を取り直して再出発!
美しい海岸線が続く。すこし傾斜があるため、スピードが出ないがとても気持ちの良い海風が吹いていた。環島ツアーと思われるサイクリング集団もいた。
そして最南端に向かうときにすごい人が現れた。たぶんドイツ人のチャリダー。背中から見ると一見普通のチャリダーであるがなんとこれ2人乗りの自転車でもう一人(この人の奥さん)が前で寝ながらこいでいるのだ。
夫婦で二人四脚で旅しているのかなぁ!うらやましい。海外の女性はアクティブでこうゆう旅にもついてきてくれるのかな。私もそんな一緒に旅してくれる彼女がほしい。
日没近くに最南端に到着
海外チャリダーのレベルに驚きつつ走ること15km。日も沈み始めた16時ごろ。ようやく最南端へ続く小道に到着。最南端など端っこは岬になっていることが多いので坂を上るのが大変だ。日没も迫っているのでちょっと急ぐ
最南端に到着!台北から5日。約500kmの道を経て最南端に到着。人生の中で一番南にいる!南シナ海を臨む。ここから350km先にはルソン島がある。結構南まで来たなぁと思った。沈みゆく夕日に黄昏れたかったが、寝る場所が決まっていなので来た道を戻る。気づいたら、あと数分で日没だった。
初めての野宿か?民宿みたいなものもあるが1000元と高め。あーあどうしよ、と思っていると「露営場」と書かれた看板を発見。キャンプ場だ!値段も150元と安い。ここに決めた。夏の海風を感じながらのキャンプもいいだろう。
キャンプ用品はあるが火を起こせないので、(燃料を持っていない)近くの商店までいって購入。菓子パンであったが、しかたない。気づくと真っ暗
シャワーを浴びようとしたが浴室がとんでもない。掘っ立て小屋みたいな感じでヤモリがいっぱいいた。なんか、入る気になれなかった。。。今日はギャッツビーで我慢した。テントの中に入る。海風が心地よく吹いていた。昼間の暑さも引き涼しくなっていた。やっぱりキャンプはいいな。ドミトリーばっかりだったが、キャンプも悪くない。
そして今日で中間地点。明日からは戻りのルートになる。台湾一周もあと5日で達成と考えるか、台湾滞在があと7日ほど終わってしまうと考えると、時間の流れは早いと感じる。現地の人とはペラペラ話すことはできないが、なんとか意思疎通もできるようになり、この国での生活の仕方も分かってきた。
半周したが台湾はとてもいい国だと思う。ヤシの木が揺れ葉の音が心地よい。今日はぐっすり眠れそうだ。明日は北に向かい台東へ行く。
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